友達よ泣くんじゃない - 森田健作
作詞は大御所、阿久悠氏。何とかなだめようとあれこれ言い方を変えて語りかけるセリフの羅列が凄い。「君の胸の奥はいつも熱いあらし」なんて言われたら今時の青少年なら「キモっ」とか言いそうだし。ていうか当時だってそんなの本当に言う奴は居なかったと思う。1番はタイトル通り「泣くんじゃない」だが、2番は「行くんじゃない」と、逃げることから引き止める歌になっている。聞きようによっては「行く」ではない方に取れるのが怖いが、今なら行くのではなくて出てこなくなる人がいたりするから時代は変わった。
曲は定番の昭和歌謡曲系。サビへのツナギもサビもおなじみのパターンだが、迷いのないメロディとか、ブラスとか、コーラスとか、こういう時代もあったというのが今では信じられないほど昔になってしまった。1972年のヒット曲。
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