カントリー・ロード - 太田裕美
先日同じアルバムから他の曲も紹介したが、この歌はブルーとグリーンのイメージが意識的にちりばめられている。とはいってもブルーのダットサンというのは今ではイメージ沸かないだろう。歌詞の中で都会はグレイとなっているのが面白い。都会のネズミと田舎のネズミという童話があるけど、都会というのは便利さと引き換えにいろいろグレーなイメージを伴うものなのだ。木綿のハンカチーフ、赤いハイヒールのような田舎娘系のヒット曲の逆で、この歌は女性が都会に出ていった話になっている。今だと信じられないという人がいるのかもしれないが、二十歳前の女性が仕事のために都会に出て行くというのは、当時はそんなに珍しいことではなかったのだ。ていうかむしろ信じられないのは20歳でお嫁にという所だろうか。
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