今日までそして明日から - 吉田拓郎
作詞も吉田拓郎氏。歌詞が面白いのは、普通なら今日まで生きてきたが、明日からは新しい冒険が始まる、みたいなストーリーを作りたくなりそうな所なのに、この歌は「明日からもこうして生きていくだろう」と言うのだ。それも、どう変ってしまうか分からない、分からないまま生きていく。投げやりかもしれない。全然啓蒙的ではない。しかし禅的ではあるかもしれない。相田みつを氏だってそのままでいいと仰っているのだし。「だれかにうらぎられて」というセリフがサラッと出てくるのはちょっと怖いが、それが現実なのだろう。
曲はフォーク。何か初期のボブ・ディランを聴いているような感じがするなぁ。ていうか、当時はボブ・ディランって神様みたいなものだったのだ。今もそうだけど。バージョンがいくつかあるのだっけ、手持ちのCDはフォークギターだけで歌っている。こういうのはフォークギターが引けるなら当たり前のように弾けるとカッコイイのだが。
(※このページは https://www.phinloda.com/music/c2a.html に移転する予定です。移転先のページは工事中になっている場合があります。)