Us And Them - Pink Floyd
三国志のような話を見ても前線の兵士は死にまくっている。後ろで指示する将軍が死んだら戦争が終わってしまうから前線から死ぬのは当たり前の話なのだが、Forward の一言で死んでしまう兵士としてはたまったものではない。ただ、この歌は戦争がどうこうではなく、もっと人間の根源の奥深いところを潰そうとしているような気がする。以前、戦争は平和のためにやっているのだと書いたが、だったら平和を求めなくなれば戦争もなくなるのかという話も出てくる。多分それはない。ただ、この歌の最後に出てくる死んでしまう老人を容認できる世界があるのなら、少しは世の中が変わってくるのかもしれないが、それは人類が期待している世界ではないような気もする。
Us と Them の間の壁はベルリンにあった壁とは違って壊しようがない。松本零士氏が世界中混血になれば戦争はなくなるのではみたいな話を書いているが、ひょっとしたら大規模な兄弟喧嘩に変化するだけのような気もする。
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