わかれ道 - かぐや姫

今日は最近紹介したかぐや姫の「今日」というアルバムからもう一曲、わかれ道。正やんの曲である。

歌詞は正やんっぽいモチーフ。For Ever までのアルバムに出てくる青春の中に居るようなリアルな内容は、「風」になってからは少し距離感のある大人の恋のような話が増えていくのだが、Today に入っているこの歌はどちらかというと昔の青春を思い出してという感じ。酒に飲まれるというシーンはかぐや姫の歌にも出てくるが、この歌には六本木という言葉が出てくるせいか、もう少し大人の雰囲気があるような気がする。ていうのは六本木を知らないと分かりにくいかもしれないけど。もっとも、今の六本木は多分ちょっと別世界だし。ヒルズが出来てからは特にね。

曲は少しスローな感じのロック。イントロのピアノが微妙に不安定な感じでいい。ギターの伴奏は3-2-3-1弦パターンのスリーフィンガー。ストリングがしっかり乗っているのは回顧的な印象。「ああ六本木の…」のところの同じ音程の続くメロディーがうまく内容にハマっていると思う。

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