二色の独楽 - 井上陽水
歌詞は男と女を二色に喩えている。独楽は必ず止まってしまう。その儚さが人生をうまく象徴している。独楽が回っている間は色が混ざって其々は見えないという、それだけのことでも、実際に歌に使うとなるとなかなか難しい。そして、その対称性の中で「あの娘は ひとり ひとりで泣いた」というところが面白い。
曲はストロークのアコギに乗せた歌だが、ベースやリズムが意外としっかり締めている感じ。間奏で出てくるエコーのかかったギター、曲の途中で被ってくるストリングスやマリンバ、いろいろな演出があって楽しい。エンディングはフェードアウトしたりせず、ちゃんと独楽が回るように止まって終わる。
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