Into The Lens - Yes

今日は Yes のアルバム Drama からInto The Lensを紹介する。このアルバムは 1980 年リリース。もう30年以上前になるのか。

I am a camera というフレーズが繰り返し出てくる。歌詞サイトに出ているのはかなり省略されている。人間は経験によって自己を維持することができる。普段行動していることの殆どは過去の経験による判断によって構築されている。未経験の状況に陥ると立ち尽くすタイプの人もいる。とにかく何かやるというのは重要なことだが難しい。camera というのはシーンを切り取って保存するという役目を持っている訳だが、今のようにインターネットが普通になった時代にこのテーマで曲を作ったら何か別のものになったのではないだろうか。tranquility は静寂。海のそばの静寂というのも何となく不気味。

曲は8分32秒という長編。イントロは機械的なベースのリフとバスドラから始まる。曲中にいちいち入ってくるギターのフレーズがカッコイイ。構成とか、Close To The Edge などの長編と同じように、いろんなモチーフが次々と現れるので飽きない。無音の時間をうまく使って、フィルムの間のような感じを出しているのが面白い。カメラをイメージしながら聴くといい。

(※このページは https://www.phinloda.com/music/c1m.html に移転する予定です。移転先のページは工事中になっている場合があります。)