翼をください - 桜高軽音部
この歌は桜高軽音部のアップテンポなハードロックアレンジもそうだし、赤い鳥のオケのアレンジも、サラっと聴いたときには何か前向きな、ポジティブな感じがするかもしれないけど、歌詞をどう読んでも、今いるところは嫌だ、悲しい、逃げ出したい、としか解釈できないのに、何でこんなに明るく歌ってしまって自然なんだろか。裏には「でもがんばる」みたいなメッセージがあるというのかもしれないが、でもそんなことは全然出てこないというのも事実だし。この歌が日本で広く支持されているというのは、学校で習うというだけでなく、そういう内容にも共感するような社会があるからではないか。日本人って何だかんだ言って我慢して頑張るのが好きなのかもな。
ちなみに、赤い鳥のバージョンは「いま富とか名誉ならば/いらないけれど翼が欲しい」のところがカットされている。時代が変わったというのは考えすぎかな。
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